2022.06.09 社会福祉学科
社会福祉学科では1年生を対象に認定NPO法人女性と子ども支援センター ウィメンズネット・こうべの近藤 凜太朗氏を講師にお招きして、デートDV 防止講座を開催しました。
まず、近藤氏が用意された質問票に回答することで、デートDVに対する学生の認識度を確認したあと、学生たち自らが参加し、寸劇を行いました。寸劇ではカップル間の何気ない会話が交わされましたが、恋人同士の会話に潜むDV性を垣間見ることができました。
デートDV は、体への暴力のみならず、ひどい言葉で相手を傷つけるこころへの暴力も考えられます。また、交際相手からの性暴力も、DVだということについても学びました。無理やり性行為を迫られる、避妊具を使わずに性行為を行おうとする等、性暴力の具体例をあげられ、学生たちは「これは性暴力なんだ」という認識を持つことができました。
講義をとおして、身体的暴力のみならず、心理的暴力や性暴力によって、交際相手が怖いと感じたら、戸惑うことなく声を上げることへの重要性を感じました。好きだという気持ちで恐怖心を押し隠してはいけません。
妻・夫からのDVやデートDVを感じた人の割合が高い調査結果がみられることを考えても、決してDVは他人事ではありません。私たち一人ひとりが、当事者になる可能性があることを忘れず、普段からお互いの意思を尊重し、対等な関係を築くことを心がけることが大切であると認識を深めることができました。